マイクロバブル・ナノバブル技術は、日本発の革新的技術として世界をリードしています。

 弊社マイクロバブル・ナノバブル発生装置は、一般的な汎用ポンプ(水中ポンプなど)に取り付けて給水するだけで、吸気部より自然吸気されてマイクロバブル・ナノバブルを含んだ曝気水を生み出せます。マイクロバブル・ナノバブルを含んだ曝気水を利用して、曝気槽/調整槽/湖沼など大きな水域でも効率的に好気化できます。マイクロバブルは、通常の気泡に比べて内圧が高く、液中に通常の気泡よりも長く滞留できます。弊社開発のナノバブルであれば、更に長時間、液中に滞留できます。例えば、大きな水域でご利用になれば、溶存酸素を効率よく向上させて、尚且つ長時間、水中に維持できます。スレート構造であることから、様々な物質が混ざった汚水でも目詰まりせず、低圧損でエネルギー効率が良く、メンテナンスフリーで様々な用途で利用できます。大流量対応もできますので、是非、一度お問い合わせください。

マイクロバブル・ナノバブルのイメージ図

マイクロバブルとは、1μm以上100μm未満のバブルです。ナノバブルとは、1μm未満のバブルを指します。

様々な分野に応用可能な基盤技術

マイクロバブル・ナノバブルの特徴

  ナノバブル マイクロバブル ミリバブル
気泡径 ~1μm
(ウイルス:~100nm)
(煙:~500nm)
1μm~100μm
(花粉:30μm)
(ほこり:10~100μm)
100μm~
(髪の毛:0.1mm)
(塩:0.2~0.75mm)
目視 目視不可能
透明
目視可能
白濁
目視可能
動態 液中に留まる
(浮力 < 粘性力)
とてもゆっくり浮上する
(直径10μmのバブルの
浮上速度は3mm/分)
浮上速度が早い
(直径1mmのバブルの
浮上速度は6m/分)

マイクロバブル・ナノバブルがもたらす効果

マイクロバブル・ナノバブルがもたらす効果として、気体溶解/物理的吸着/洗浄/気体封入/生理活性などがあります。

MB(*1) NB(*2) 効果 概要
気体溶解 高効率で気泡中のガスを液中に溶かす事ができる。
飽和度を超えて溶解させる事も可能。
物理的吸着 液中に含まれる物質・微粒子に対して凝集作用を発揮し、フロック形式に寄与する。有用資源の固液浮上分離などに活用する事も可能。
洗浄 MBが消滅する際、局所的に放出されるエネルギー(発行、高温高圧、衝撃波など)が付着物質の剥離に効果を付与する事ができる。
気体封入 各種ガス(H2、O2など)の気泡を液中に長期間かつ安定的に存在させる事で、MB/NB含有液の機能向上や新しい効果を付与する事ができる。
生理活性 NBは皮膚や根から浸透しやすく、人体では体内血流の改善・体内温度の上昇、植物では成長促進効果などが報告されている。

*1:MBはマイクロバブルの略
*2:NBはナノバブルの略

封入するガスの例

封入するガスの種類により、マイクロバブル・ナノバブルに更なる効果を付与する事ができます。
従来から知られている効果の増強や持続性の向上を高める可能性があります。

マイクロバブル製品「IGAL-M」の特徴

「IGAL-M」は、一般的な汎用ポンプ(水中ポンプなど)に取り付けて給水するだけで、吸気部より自然吸気されてマイクロバブルを含んだ曝気水を生み出せます。マイクロバブルを含んだ曝気水を利用して、曝気槽/調整槽/湖沼など大きな水域でも効率的に好気化できます。廃水、汚水、河川、海洋、湖沼などで使用可能なため、河川湖沼浄化、排水処理、畜産、水産養殖、農業などで活躍する製品です。


内径20と40

内径20

「IGAL-M」シリーズの用途例

  • 空気、酸素、オゾン、水素、窒素、炭酸ガスなど各種ガスの液中におけるマイクロバブル化
  • マイクロバブルによる排水処理の調整槽、曝気槽での高効率曝気
  • マイクロバブルによる湖沼浄化、ダム湖浄化、地下ピットなど臭気の低減
  • オゾンマイクロバブルによるバラスト水の殺菌処理やCOD、BOD低減、炭酸ガスなどによる中和処理
  • マイクロバブルによる水産物、農産物の育成促進、鮮度維持
  • マイクロバブルによる各種洗浄用途(野菜洗浄、洗濯機、部品洗浄他)
  • 浄水場、下水処理場(各種高効率オゾン殺菌)など

事例

→実際の使用例画像や動画

マイクロバブル製品「IGAL-M」

弊社ナノバブル製品「IGAL」の特徴

弊社が開発したナノバブル発生装置「IGAL」には、以下の特徴があります。

ナノバブル製品「IGAL」の特徴
最頻値径57.3nm(ナノミリ)のナノバブル(業界トップクラスの微細気泡径)
水素(H2)や酸素(O2)など任意気体の混合が可能
オールステンレス製で食品衛生法的憧材質のみを使用
コンパクトサイズで用途に合わせ自由な組み合わせが可能

実験例

東京の水道水のORP値(酸化還元電位)は多くが「600mv前後」と言われています。東京の水道水に水素(H2)をミキシングしてナノバブルを精製した場合、精製直後に測定したORP値が「-430mv」であった。そのままの大気開放状態で24時間保管後、測定したORP値が「-390mv」であった。この事から、ナノバブルを水中に長時間保持できていると考えられます。

分析・測定の結果

IGALの性能確認するために、分析会社にて、その場でナノバブルを精製し、分析・測定しました。

(条件)
原水:水道水(東京)
Pass回数:10

(結果)
「ナノバブル」
粒子径:57.3nm(最頻値径)
濃度:2.7x10の8乗
「水道水」
粒子径:77.5nm(最頻値径)
濃度:4.6x10の7乗

 

ナノバブル製品「IGAL」